5月28日、三河農場で稲のもみまきをする揚州大學が開発した「9機能一體型」稲?麥用耕運播種機。(ドローンから、盱眙=新華社記者/季春鵬)
【新華社淮安6月4日】中國江蘇省淮安(わいあん)市盱眙(くい)県にある三河農場でこのほど、9機能一體型の稲?麥用耕運播種機を使ったもみまきが行われた。
同機は、揚州市の揚州大學が江蘇地區(qū)の稲と麥の輪作地域を対象に開発した効率的かつ適応性の高い多機能作業(yè)機。わらの土壌分解が不十分、種まきが不均一、輪作の時期が切迫しているなどの課題を解決すると共に、高度な複合作業(yè)とデジタル無人技術の融合が自動化作業(yè)の基盤にもなっている。
5月28日、三河農場で稲のもみまきをする揚州大學が開発した「9機能一體型」稲?麥用耕運播種機。(ドローンから、盱眙=新華社記者/季春鵬)
無人化、デジタル化、精密化に対応した九つの工程からなる直播き技術は、衛(wèi)星測位システム「北斗」を採用し、施肥、二軸式の深層耕起によるわらの均一混合と全量すき込み、整地、鎮(zhèn)圧、畝立て、適切な深さを保った広幅播種、覆土と溝切り、2次鎮(zhèn)圧、排水溝形成を一度に行うことができる。これにより、深く耕した土にわらをむらなく混ぜ合わせる質の高い整地や、播種前後の2段階鎮(zhèn)圧と3次元デジタル位置制御による精密な種まきが実現(xiàn)する。耕起深度の不均一からくるわらの土壌還元不足、播種深さのばらつきといった各種難題も解消される。
9機能一體型稲麥播種技術は2017年に開発に成功、試験栽培を行なった後、モデル栽培の普及と機械の改良が続いている。現(xiàn)在、江蘇、安徽、河南、山東、內モンゴル、新疆東北部など各省?自治區(qū)の農地20萬ムー(約1萬3330ヘクタール)以上でモデル栽培が行われている。
5月28日、「9機能一體型」稲?麥用耕運播種機にもみを補充する三河農場の職員。(ドローンから、盱眙=新華社記者/季春鵬)
5月28日、三河農場で稲のもみまきをする揚州大學が開発した「9機能一體型」稲?麥用耕運播種機。(ドローンから、盱眙=新華社記者/季春鵬)
5月28日、「9機能一體型」稲?麥用耕運播種機にもみを補充する三河農場の職員。(盱眙=新華社記者/季春鵬)